キャリアカウンセラー資格について

皆さん、キャリアカウンセラーいう言葉を聞いたこと
はありますか?ここではキャリアカウンセラー資格ついてご紹介したいと思います。
 
具体的には、
1. キャリアコンサルタントとキャリアカウンセラーは、どこが違うのか?
2. キャリアカウンセラー資格にはどんなものがあるか?
3. 両者の仕事の内容の違いは?
4. どちらの資格がお得なのか?
5. キャリコンサルタントとキャリアカウンセラー今後の展望について

紹介していきたいと思います

1. キャリアコンサルタントとキャリアカウンセラーは、どこが違うのか?

進学、就職・転職など、人のキャリアを支援する専門家のことを、一般に広く「キャリアカウンセラー」と呼んでいます。正直なところ2016年にキャリアコンサルタントが国家資格に移行するまで、両者の違いはハッキリしていなかったといえます。しかし、2016年にキャリアコンサルタントが国家資格になり、両者の違いは明確になりました。キャリアコンサルタントが名称独占になったからです。つまり、国家資格に合格して登録しなければ、キャリアコンサルタントとのれなくなったからです。国家資格登録者=キャリアコンサルタントになったわけです。世の中に多く存在する民間のカウンセリング資格は、それを取得しても「キャリアカウンセラー」であり、キャリアコンサルタントではないということになります。

2. キャリアカウンセラー資格にはどんなものがあるか?

民間のキャリアカウンセリング資格として有名なのが、「CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)」や、グローバル資格「GCDF-Japanキャリアカウンセラー」です。民間のカウンセラー系の資格はたくさんあります。
ここで注意してほしいのは、キャリアコンサルティング技能士、1級、2級についてです。この2つの資格は、国家資格よりレベルの高い資格として位置づけられていますが登録しないと、「キャリアコンサルタント」と名のれません。名称独占ですので登録しないと「技能士」としか名のれません。

3. 仕事の内容に違いはありますか?

前述したように進学、就職・転職など、人のキャリアを支援する専門家であることは、共通しています。しかし、国家資格の取得が前提になる場合があります。
まず、ハローワークや職業訓練などの公的機関で相談員として、仕事をする場合は、「国家資格キャリアコンサルタント」の資格をもっていないと、今は、採用されることが難しくなっています。ですので、公的機関で相談業務の仕事をしたいと考えているかたは、国家資格キャリアコンサルタントは、取得する必要があります。
民間企業でも人材派遣や紹介会社の相談員に、国家取得の資格を要求するところが増えています。一般の会社でも人事部などでは、管理職への昇格の条件に、国家資格の取得を明示しているところがあります。
国も「10万人に育成計画」で、国家資格キャリアコンサルタントの普及に力をいれているので、国家資格の取得が必要になる場面がますます必要になるでしょう。

4. どちらの資格がお得なのか?

(1)資格取得の条件について
キャリアコンサルタント国家試験には受験資格があり、所定の講習を終了するか、キャリアカウンセリングなどの3年以上の実務経験などが求められます。それ以外の、学歴や年齢要件はありません。
一方、キャリアカウンセラーになる道はさまざま考えられます。
民間団体が認定するキャリアカウンセリング資格を取得してから就職を目指す人もいますし、未経験でもアシスタントから経験を積んで、次第にキャリアカウンセリング実務に携わることも可能です。企業や団体によって、求められる資格の種類やスキル、経験に違いがあります。
つまり、国家資格キャリアコンサルタントを取得する条件は、厳格に決められているが、民間のキャリアカウンセラーの場合は、組織からの要求に柔軟に対応して、組織が求めるスキルを身に着ける必要があります。

(2)学校や費用について
国家資格の受験資格を取得するための厚生労働省が認定するキャリアコンサルタント養成講習は、さまざまな民間団体などが実施しています。
具体的な養成講座実施団体については、厚生労働省の以下のホームページを参照を参照してください。
https://www.mhlw.go.jp/content/11800000/000676380.pdf
安いものでは30万円程度で修了できますが、高いものになると40万円以上です。講習によってカリキュラムに違いがあり、さらに通学講座と通信講座が用意されています。
なかには、国の「専門実践教育訓練給付金制度」の対象となっており、最大で学費の70%が支給されるものもあります。
また、講座によっては、キャリアコンサルタントと同時に、民間資格として有名な「CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)」や「GCDF-Japanキャリアカウンセラー」などの取得を目指せるものもあります。
これに対して、民間のキャリアカウンセリング系の講座の価格は、本当にピンキリです。
中には、トータルで100万円を超えるものもあります。本当にその資格が必要なものなのか慎重に選択する必要があります。

(3)給料などの待遇について
まず前述したように、国家資格の取得が義務付けられていたり、条件になっている場合は、国家資格を取得しなければ、そもそもその仕事に就くことができません。待遇以前の問題です。
それ以外の場面では、キャリアコンサルタントとキャリアカウンセラーは、就職先・活躍の場がほぼ同様なものとなっています。そのため、給料や待遇にはあまり違いがありません。

5. キャリコンサルタントとキャリアカウンセラー今後の展望について

(1)国家資格キャリアコンサルタントについて
国家資格になって約3年がたちました。「キャリアコンサルタントの能力要件の見直し等に関する報の告書」が公表されました。それに基づき2020年4月からキャリアコンサルタント養成講座のカリキュラムも改正されました。大きな改正点は、① 企業内キャリコンの充実、② 事業場における治療と職業生活の両立支援、② リカレント教育の拡充と発展です。詳しくは、別の機会に説明します。要するに、中小企業にキャリアコンサルタントを定着させるという国の狙いが、一歩具体化されました。また、病気になっても働かなくてはならない人に対するサポートの仕組み作りです。それと「人生100年時代」の到来に備え、いつでもり直しができる社会を目指すということです。
キャリアコンサルタントの役割は、ますます重要になり、その未来は明るいと確信いたします。

(2)キャリアカウンセラー資格について
今まで、述べてきた通り、キャリアカウンセラー資格は、多くあり、企業のニーズに柔軟に対応していけるスキルを身に着けることが可能なものです。
国家資格キャリアコンサルタントでは、足りないところ補い、さらに強化している役割を担うものであり、今後ますます重要性が高まるといえます。

いかがでしたか?「キャリアカウンセラー資格」について、わかりましたでしょうか?
今後、キャリアコンサルタントは、ますます需要が増える資格だと思います。
ご興味ある方は、是非アジャイルキャリアまで、ご連絡下さい!